国民健康保険に加入しないとどうなる?

国民の税金には住民税や所得税などがございますが、中所得者層にとって比較的、大きな負担となるのが国民健康保険の料金です。年収はそれほど高くはなくても、健康保険で年間65万円程度の出費をされている方も多いのではないでしょうか。

なかには、毎年一度も使っていないのに、この程度の金額がかかっている方もいるわけです。年収で1千万円未満の方の場合、おそらくは所得税よりも多く支払っている方もいらっしゃるかもしれません。

特に国民健康保険の加入者の場合は会社員ではないわけですので、自営業の方を抜かせば、割合としては当然、働いてはいない無職の方が多いわけです。その結果として所得のある人に大きな負担がかかる傾向にあります。この点、自営業の方は判然としない部分もあるわけですが、そのような仕組みになっているので仕方がありません。

また、所得税や住民税とは違い、控除される部分が少ないという点も高額になる要因のひとつになっています。事業所得がある程度あれば、数百万程度でも高額な負担となってしまうわけなのです。

それでは、加入しないとどうなるのでしょうか?

加入しなくても特に罰則はないわけですし、医療費についても、全額負担で治療を受けるという方法もあります。例えば、歯医者さんで3割負担で1回3千円としますと、全額負担の場合でも1回1万円程度です。仮に治療期間を2か月間として、毎日通っても60万円程度の治療費ですので、保険料の65万円よりも少なくなります。

また、たいていの場合、詰め物などは保険外のセラミックなどを使用するケースが多いと思いますので、結局、保険は使わなかったというケースもあるかもしれません。それを考えると、健康保険は特に支払わないで全額自己負担にした方がいいような気もしてしまうわけです。

ただ、その先、大きな病気をした際には大きな負担となるケースも出てくるでしょうし、再度、健康保険に加入する場合は、それまでの分を一括で支払わなくてはいけないことになります。 加えて、社会保険に関する控除額がなくなってしまうわけですので、結果として所得税や住民税が多くなってしまうわけです。

1年や2年なら兎も角、数十年単位で考えるとこの控除額の部分だけでも大きな金額となってしまうでしょう。なので、結果的に考えますと、普通に支払って社会保障の控除額として計上して節税をした方が、ベストといえるでしょう。

どの道、年収1千万円でも5千万円でも、国民健康保険の上限はせいぜい70万円程度です。高額所得者になればなるほど、楽になっていくので、きちんと納めるようにしましょう。