株式市場は人類史上最大の賭博場だ
「株式市場とは何ぞや?」といえば、それは人類史上最大の賭博場といえるかもしれません。
そこに参加するギャンブラーたち、それが証券会社の社員であったり、経済アナリストであったり、個人投資家や海外ファンド、機関投資家といわれている人たちです。
外資系金融といえば、学生たちに人気の花形職種ですので、株をギャンブルといえばおこられるかもしれませんが、実質的にはギャンブルです。
個人投資家のなかには、資産を毎年10倍ぐらいにしてきた人たちもいます。
一方で、それを仕事にしているエリートといわれる人は、せいぜい2倍にでもできればいい方です。
現役のプロ野球のチームに、草野球チームが5倍のスコアをつけて勝つことはまずありませんが、株はギャンブルですので、そういったことが成り立ってしまうのです。
ですので、現代社会において、個人が富裕層に一番の近道といえば、株式市場であるといえるでしょう。
ただ、一番、分のあるギャンブルができる主体は国です。年金資金などを使い、株をあげようと思えば、上げようと思うところまで上げることができます。
次に有利なのは機関投資家です。空売りや飛ばし記事などでやりたい放題です。
では、個人投資家にはどういった面で分があるのでしょうか?
それは、証券会社の社員や国には、いわゆるサラリーマンとしての足かせが存在します。
仕事としてやっている以上、何となく上がると思ったから、という理由では資金を投入することができません。
確固とした理論が必要ですし、根拠が必要になるわけです。
けれども、個人投資家にはそれができます。
損をしても、利益を出しても、誰に対する説明責任もありません。
この点が、個人投資家の最大のアドバンテージともいえるでしょう。
それを証券会社と同じ土俵にたって、PBRだのPERだのといった数値を分析しながら投資をしても勝ち目はありません。そうではなく、株を単純にギャンブルととらえ、ゲームと割り切った上でやるとするなら、富裕層の仲間入りをできるかもしれませんね。